@t6tip: #عرس #عراقي #الف #مبروك #الزواج #المصوره #عراقي #عرس #CapCut #مبروك_الزواج #عريس #عروستنا_الحلوه #ردحححححححح💃💃💃💃 #الزواج #اكسبلور #محضوره_من_الاكسبلور_والمشاهدات #fyp #fypシ #foryoupage #fy #tiktok #fyp #explore #الشعب_الصيني_ماله_حل😂😂

﮼ط♥️
﮼ط♥️
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Monday 22 April 2024 20:58:59 GMT
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Comments

7___m..20
ميمہ ᥫ ᭡ :
الرجال السبورتي نعمه 😂🦋
2024-04-23 07:47:01
177
iitsraniaa
Rania :
شكد احب من العرسان فرحانين ويركصون بعرسهم💗
2024-07-04 21:47:04
18
eezlr
𝙽𝙾𝙾𝚁𝙰 :
العرس الصح
2024-04-25 10:37:19
38
acc.mod25
Mod :
بعد ماكو خصوصية منا وجاي 😂
2024-06-11 18:35:40
4
rrttqq19
مرجان 💜 :
هو العرس هيج بسسسس🥺😭💜
2024-05-22 11:08:05
3
sht3gn.97
Sht3gn :
العرض واحد
2024-05-28 16:24:14
2
._v8p
ام حـَرب :
ليش ما عزمتوني؟؟؟؟
2024-05-03 11:35:09
1
tota2uik79
Ah.me :
😂😂😂😂😂 خايفه انفعل نفسه فاماريد عرس مختلط😂😂😂
2024-05-26 10:45:01
1
nono20_05
nono20_05 :
الف مبروك♥️الله يخليكم
2024-05-11 14:53:51
1
noon888n
.....!؟ :
گوه يسوون تحفيز للعرس 🥲💖
2024-07-07 18:24:16
1
vio.....0
fatima.. :
منو ذولي الحلوين؟
2024-04-27 21:15:42
13
llxll_98
rassel🦋♥️ :
بشرفكم اسم المعزوفه منو يغنيها
2025-05-01 04:01:19
0
aeo26.7
آيَــــــــــوٌ :
ههههههههه
2024-06-04 11:46:12
0
0g_fc5
🤗 :
هههههه
2024-05-16 18:34:42
0
ms_ttk
مـصـطـفـىۍ💎🔥 :
طالب سادس💔
2024-05-16 21:53:13
0
user3337817063861
جَمࢪهہ :
🌚العروس كيكه
2024-04-29 14:18:12
0
rawanlove777
rawanlove777 :
الف مبروكً يوم الالي🙏🏻
2024-05-01 07:27:03
0
n__or22
🍓 :
فدوه 😍
2024-05-08 15:50:16
0
zigon_fashion_
zigon_زايكون :
🥺🥺🥺🥺 ليش ماعزمتوني
2024-05-06 22:55:38
0
zeneba_1
جوانه جوانه :
حلويين😍😍😍♥️
2024-05-06 12:55:29
0
ahiiiih3
ahiiiih3 :
هم علاوي 🤣🤣🤣🤣🤣
2024-05-26 02:35:11
0
teooo62
عنودية💍🐅👑 :
عرسهم يجننن😍😍😍
2024-05-14 11:26:20
0
xnh2_0
Haneen-Mahir :
اذا موهيج مينراد
2024-04-29 18:42:07
0
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セミの声が鼓膜を突き破らんばかりに響き渡る、八月の午後。 私は、じっとりと首筋にまとわりつく湿気と、目の前にある「進路希望調査票」という名の白い紙にうんざりしていた。 希望する高校、無し。 将来の夢も特にない。 何より、数学のテストで一桁を連発している自分にとって、高校選びなんて苦痛以外の何物でもなかった。正負の法則すら怪しく、文字式が出てきたら頭がフリーズする。 そんな自分が高校に通うなんて、今の時点では全く現実味がなかった。 「ちょっと、◯◯! ぼーっとしないで、もう着くよ」 『……だって、私みたいなのが見学に行ったって意味ないよ。数学、一桁だよ? 終わりだって』 「大丈夫だよ。ここはそんなに偏差値も高くないし、普通のレベルだし。あんたも今から頑張れば届くって。制服だってさ!ほら、あそこの子たち見てよ。可愛いじゃん」 『モチベは制服だけかぁ…』 私は、カバンの中でクシャクシャになったパンフレットを握りしめ、逃げ出したい気持ちを必死に抑えながら、門をくぐった。 校内は、どこにでもあるような、けれどどこか品のある落ち着いた雰囲気だった。 グラウンドからは運動部の威勢のいい掛け声が聞こえ、冷房の効いた廊下を歩いていると、自分がひどく不釣り合いな異物のように感じられて、私は△△の後ろをトボトボと歩いた。 「あ、私知ってる先輩見つけた!!ごめん!ちょっと先行っといて!」 △△が途中で離れ、一人になった私は廊下の掲示板を眺めていた。 やっぱりここは自分の来る場所じゃないのかな。 そんなことを思いながら、ふと迷い込んだ校舎。 そこは本校舎の喧騒から少し離れていて、不思議と静かだった。 重そうな扉が開いた。 プレートには『数学準備室』と書かれている。 そこから出てきたのは、一人の若い男性だった。 先生というより学生かと思うほど、若くて綺麗な顔をしていた。 手にはプリントを抱えている。 その人は、廊下の窓から差し込む夏の光を背負うように立っていた。 私は、息をするのも忘れてその人を見つめた。 心臓が、今まで経験したことのないリズムで跳ねる。 胸の奥がギュッとなるような、熱い衝撃だった。 これが「一目惚れ」というものなのか。 その人が、ふと私の視線に気づいた。 切れ長の瞳が柔らかく細められ、唇の端に、穏やかな微笑みが浮かぶ。 「……こんにちは。見学の生徒さんかな? 迷っちゃった?」 その声は、耳の奥に心地よく響く、落ち着いた低音だった。 私は慌てて首を振ろうとしたが、手に持ったクシャクシャのパンフレットと、完全に方向を見失った現在地を思い出し、動きが止まる。 『あ、えっと……その……』 「今からなら、説明会だよね。体育館まで送っていくよ。ちょうど俺もそっちに用があるし」 先生はそう言って、抱えていたプリントを脇に抱え直し手招きした。 私は心臓が口から飛び出しそうなのを必死に抑えて、その背中を追った。 廊下を歩くたびに、先生から微かに爽やかな、石鹸のような香りが漂ってくる。 『あの…先生って数学なんですか?』 「そうだよ。数学担当の寺西です。数学は嫌い?」 『嫌い…』 「はは(笑)素直だね」 『数学苦手でもここの高校って入れますか?』 「平均点は超えてほしいかな…」 『超えたことないです。なんなら一桁です』 「それは厳しいなぁ…(笑)」 と笑う先生に心臓が大きな音を立てた。 『……あの、先生!』 私は、沈黙に耐えかねて、けれど一番聞きたかったことを口にした。 「ん?」 私は、その人に詰め寄るようにして声を張り上げた。 『ここの高校は、先生の転勤ってありますか!?』 突拍子もない質問に、その人は少しだけ驚いたように目を丸くした。けれどすぐに、優しく、けれどどこかミステリアスな表情に戻って答えてくれる。 「……私立だからね。自分から辞めない限りは、基本的にはないよ」 『じゃあ、先生はずっとここにいますか!? 来年も、再来年も!』 身を乗り出す私に、彼は少しだけ困ったように、けれど確かな響きを持って頷いた。 「……そうだね。いるよ」 『……わかりました!』 私の視界が、パッと明るく開けた。 目の前にいるこの人に、もう一度会いたい。生徒として、彼の教壇の前に座りたい。 数学ができないことへの劣等感も、勉強への嫌悪感も、その一瞬でどこかへ吹き飛んだ。 『ありがとうございます! 私、絶対ここに入ります!』 先生にそう宣言して、私は走り出した。 胸が高鳴りすぎて、じっとしていられなかった。この出来事を今すぐ△△に話したかった。 高揚した気分で廊下の角を曲がろうとした、その時。 前方から、騒がしい男子中学生の集団がやってくるのが見えた。 「おい、周杜! 逃げんなよ!」 「やめろって!」 集団の中で、1人の少年が、後ろから来た友達に強く背中をドン、と突き飛ばされた。 勢い余ったその少年の体が、私の方へと吹っ飛んでくる。 『きゃっ!』 「あ……っ!」 激しい衝突。 私の体は弾き飛ばされ、床に尻餅をついた。 腕に抱えていたパンフレットやペン、そして今の寺西先生の言葉を忘れないようにと握りしめていたノートが、無残に床へぶちまけられた。 「あーあ、周杜、何やってんだよ!」 「おーい、今のわざとだろ!説明会にナンパしにきてんのかよ〜」 突き飛ばした側の男子たちが、ゲラゲラと下品な笑い声を上げる。 私の顔は、恥ずかしさと怒りで一気に熱くなった。 「……ごめんね。大丈夫?」 目の前で膝をついた少年――周杜と呼ばれた彼は、仲間たちの野次を「……うるせーよ。お前らのせいだろ!」と低い声で制しながら、慌てて荷物を拾い始めた。 『……大丈夫です』 私は、彼が差し出そうとしたノートを無愛想に受け取った。 ノートの隅に付いた薄い汚れを見て、さらにイライラが加速する。 「ごめんね。……何か、壊れたりしてない? 失くしたものとかない?」 彼の瞳には、ふざけてる仲間たちとは違う、どこか真っ直ぐな瞳に見えた。 けれど、今の私にとって、彼は「幸せな余韻をぶち壊した、一番苦手なタイプ」でしかなかった。 『大丈夫です!!』 私は彼の視線を振り切り、体育館へと走り去った。 背後で仲間たちが「振られたー!」「ドンマイ周杜!」と騒いでいるのが聞こえて、余計にイライラした。 それから半年、私と親友は受験勉強を死に物狂いで頑張った。 そして合格発表の日――。 肌寒い風が吹き抜ける中、私、◯◯は震える手で受験票を握りしめていた。 掲示板の端。自分の番号を見つけた瞬間、世界の色がパッと鮮やかになった。 『あった……。あったよ、△△……!』 「よかったね、◯◯! すごいじゃん!!!数学一桁からの快進撃!おめでとう!」 隣で一緒に番号を探してくれていた親友の△△が、自分のことのように飛び跳ねて喜んでくれる。 でも次の瞬間、△△はハッとした顔で掲示板の別の場所を指差した。 「あ! ごめん◯◯、ちょっと大輝の番号見てくるね!」 『えっ、あ、うん! 行ってきなよ!』 嵐のように△△が彼氏の大輝の元へ去っていき、掲示板の前で一人取り残された。 ……現実だ。夢じゃない。 そう思った瞬間、我慢していたものが一気に溢れた。 私は人気のない場所へ移るとしゃがみ込み、顔を覆って泣き崩れた。 合格した安心感と、これまでの地獄のような日々、そして先生にまた会える喜び。 感情が混ざり合って、声にならない嗚咽が漏れる。 「……どっちの涙?」 頭上から降ってきたのは、あの日から一度も忘れたことがない、落ち着いた低音だった。 私が涙でぐしゃぐしゃの顔を上げると、そこには、あの日と同じように穏やかに微笑む寺西先生が立っていた。 『あ……先生!!!!合格しました…!』 先生は少しだけ腰を落として、泣きじゃくる私の視線に合わせてくれた。ただ静かに、隣で見守るような距離感。 「数学、かなり頑張ったんだね」 『……はい』 「……4月からよろしくね。楽しみに待ってるよ」 先生はそう言って、大きな手で私の肩をポン、と一度だけ優しく叩いた。 その手の温かさに、私の心臓は合格通知を見た時よりも激しく跳ねた。 今まで恋なんて興味のなかった私の…初恋の始まりだった。 #timeleszで妄想 #寺西拓人 #猪俣周杜
セミの声が鼓膜を突き破らんばかりに響き渡る、八月の午後。 私は、じっとりと首筋にまとわりつく湿気と、目の前にある「進路希望調査票」という名の白い紙にうんざりしていた。 希望する高校、無し。 将来の夢も特にない。 何より、数学のテストで一桁を連発している自分にとって、高校選びなんて苦痛以外の何物でもなかった。正負の法則すら怪しく、文字式が出てきたら頭がフリーズする。 そんな自分が高校に通うなんて、今の時点では全く現実味がなかった。 「ちょっと、◯◯! ぼーっとしないで、もう着くよ」 『……だって、私みたいなのが見学に行ったって意味ないよ。数学、一桁だよ? 終わりだって』 「大丈夫だよ。ここはそんなに偏差値も高くないし、普通のレベルだし。あんたも今から頑張れば届くって。制服だってさ!ほら、あそこの子たち見てよ。可愛いじゃん」 『モチベは制服だけかぁ…』 私は、カバンの中でクシャクシャになったパンフレットを握りしめ、逃げ出したい気持ちを必死に抑えながら、門をくぐった。 校内は、どこにでもあるような、けれどどこか品のある落ち着いた雰囲気だった。 グラウンドからは運動部の威勢のいい掛け声が聞こえ、冷房の効いた廊下を歩いていると、自分がひどく不釣り合いな異物のように感じられて、私は△△の後ろをトボトボと歩いた。 「あ、私知ってる先輩見つけた!!ごめん!ちょっと先行っといて!」 △△が途中で離れ、一人になった私は廊下の掲示板を眺めていた。 やっぱりここは自分の来る場所じゃないのかな。 そんなことを思いながら、ふと迷い込んだ校舎。 そこは本校舎の喧騒から少し離れていて、不思議と静かだった。 重そうな扉が開いた。 プレートには『数学準備室』と書かれている。 そこから出てきたのは、一人の若い男性だった。 先生というより学生かと思うほど、若くて綺麗な顔をしていた。 手にはプリントを抱えている。 その人は、廊下の窓から差し込む夏の光を背負うように立っていた。 私は、息をするのも忘れてその人を見つめた。 心臓が、今まで経験したことのないリズムで跳ねる。 胸の奥がギュッとなるような、熱い衝撃だった。 これが「一目惚れ」というものなのか。 その人が、ふと私の視線に気づいた。 切れ長の瞳が柔らかく細められ、唇の端に、穏やかな微笑みが浮かぶ。 「……こんにちは。見学の生徒さんかな? 迷っちゃった?」 その声は、耳の奥に心地よく響く、落ち着いた低音だった。 私は慌てて首を振ろうとしたが、手に持ったクシャクシャのパンフレットと、完全に方向を見失った現在地を思い出し、動きが止まる。 『あ、えっと……その……』 「今からなら、説明会だよね。体育館まで送っていくよ。ちょうど俺もそっちに用があるし」 先生はそう言って、抱えていたプリントを脇に抱え直し手招きした。 私は心臓が口から飛び出しそうなのを必死に抑えて、その背中を追った。 廊下を歩くたびに、先生から微かに爽やかな、石鹸のような香りが漂ってくる。 『あの…先生って数学なんですか?』 「そうだよ。数学担当の寺西です。数学は嫌い?」 『嫌い…』 「はは(笑)素直だね」 『数学苦手でもここの高校って入れますか?』 「平均点は超えてほしいかな…」 『超えたことないです。なんなら一桁です』 「それは厳しいなぁ…(笑)」 と笑う先生に心臓が大きな音を立てた。 『……あの、先生!』 私は、沈黙に耐えかねて、けれど一番聞きたかったことを口にした。 「ん?」 私は、その人に詰め寄るようにして声を張り上げた。 『ここの高校は、先生の転勤ってありますか!?』 突拍子もない質問に、その人は少しだけ驚いたように目を丸くした。けれどすぐに、優しく、けれどどこかミステリアスな表情に戻って答えてくれる。 「……私立だからね。自分から辞めない限りは、基本的にはないよ」 『じゃあ、先生はずっとここにいますか!? 来年も、再来年も!』 身を乗り出す私に、彼は少しだけ困ったように、けれど確かな響きを持って頷いた。 「……そうだね。いるよ」 『……わかりました!』 私の視界が、パッと明るく開けた。 目の前にいるこの人に、もう一度会いたい。生徒として、彼の教壇の前に座りたい。 数学ができないことへの劣等感も、勉強への嫌悪感も、その一瞬でどこかへ吹き飛んだ。 『ありがとうございます! 私、絶対ここに入ります!』 先生にそう宣言して、私は走り出した。 胸が高鳴りすぎて、じっとしていられなかった。この出来事を今すぐ△△に話したかった。 高揚した気分で廊下の角を曲がろうとした、その時。 前方から、騒がしい男子中学生の集団がやってくるのが見えた。 「おい、周杜! 逃げんなよ!」 「やめろって!」 集団の中で、1人の少年が、後ろから来た友達に強く背中をドン、と突き飛ばされた。 勢い余ったその少年の体が、私の方へと吹っ飛んでくる。 『きゃっ!』 「あ……っ!」 激しい衝突。 私の体は弾き飛ばされ、床に尻餅をついた。 腕に抱えていたパンフレットやペン、そして今の寺西先生の言葉を忘れないようにと握りしめていたノートが、無残に床へぶちまけられた。 「あーあ、周杜、何やってんだよ!」 「おーい、今のわざとだろ!説明会にナンパしにきてんのかよ〜」 突き飛ばした側の男子たちが、ゲラゲラと下品な笑い声を上げる。 私の顔は、恥ずかしさと怒りで一気に熱くなった。 「……ごめんね。大丈夫?」 目の前で膝をついた少年――周杜と呼ばれた彼は、仲間たちの野次を「……うるせーよ。お前らのせいだろ!」と低い声で制しながら、慌てて荷物を拾い始めた。 『……大丈夫です』 私は、彼が差し出そうとしたノートを無愛想に受け取った。 ノートの隅に付いた薄い汚れを見て、さらにイライラが加速する。 「ごめんね。……何か、壊れたりしてない? 失くしたものとかない?」 彼の瞳には、ふざけてる仲間たちとは違う、どこか真っ直ぐな瞳に見えた。 けれど、今の私にとって、彼は「幸せな余韻をぶち壊した、一番苦手なタイプ」でしかなかった。 『大丈夫です!!』 私は彼の視線を振り切り、体育館へと走り去った。 背後で仲間たちが「振られたー!」「ドンマイ周杜!」と騒いでいるのが聞こえて、余計にイライラした。 それから半年、私と親友は受験勉強を死に物狂いで頑張った。 そして合格発表の日――。 肌寒い風が吹き抜ける中、私、◯◯は震える手で受験票を握りしめていた。 掲示板の端。自分の番号を見つけた瞬間、世界の色がパッと鮮やかになった。 『あった……。あったよ、△△……!』 「よかったね、◯◯! すごいじゃん!!!数学一桁からの快進撃!おめでとう!」 隣で一緒に番号を探してくれていた親友の△△が、自分のことのように飛び跳ねて喜んでくれる。 でも次の瞬間、△△はハッとした顔で掲示板の別の場所を指差した。 「あ! ごめん◯◯、ちょっと大輝の番号見てくるね!」 『えっ、あ、うん! 行ってきなよ!』 嵐のように△△が彼氏の大輝の元へ去っていき、掲示板の前で一人取り残された。 ……現実だ。夢じゃない。 そう思った瞬間、我慢していたものが一気に溢れた。 私は人気のない場所へ移るとしゃがみ込み、顔を覆って泣き崩れた。 合格した安心感と、これまでの地獄のような日々、そして先生にまた会える喜び。 感情が混ざり合って、声にならない嗚咽が漏れる。 「……どっちの涙?」 頭上から降ってきたのは、あの日から一度も忘れたことがない、落ち着いた低音だった。 私が涙でぐしゃぐしゃの顔を上げると、そこには、あの日と同じように穏やかに微笑む寺西先生が立っていた。 『あ……先生!!!!合格しました…!』 先生は少しだけ腰を落として、泣きじゃくる私の視線に合わせてくれた。ただ静かに、隣で見守るような距離感。 「数学、かなり頑張ったんだね」 『……はい』 「……4月からよろしくね。楽しみに待ってるよ」 先生はそう言って、大きな手で私の肩をポン、と一度だけ優しく叩いた。 その手の温かさに、私の心臓は合格通知を見た時よりも激しく跳ねた。 今まで恋なんて興味のなかった私の…初恋の始まりだった。 #timeleszで妄想 #寺西拓人 #猪俣周杜

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