@livvcopelandd: a super simple page for this one, since we didn’t really take any pictures! #babyscrapbook #scrapbook #scrapbooking #firsttimemom #2monthsold #babyboy #babymemorybook #botanicalgardens #botanicgarden

liv🤍
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Monday 07 October 2024 15:47:01 GMT
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Comments

theniqabimuffin
dreidynn ♡ :
You can add a little section in each page/set describing what happened/how it went, my mom was a professional scrap booker and looking at my baby book w the captions made it even more special to me 🤍
2024-10-08 02:54:32
87
kenned.yrainn
Kennedy I Think :
So sweet 🥹🥹
2024-10-07 20:14:30
0
greytheeperson
Grey 🩶 :
Soo cute ! Don’t forget to put the year for the date! It’ll make a difference looking back
2024-10-07 16:31:43
22
baylee.gonzalez
Baylee - SAHM & Lifestyle 🤪 :
i want to do this so bad
2024-10-07 23:10:56
2
.jsc12
. :
where did you get everything from
2024-10-08 07:03:09
4
bere1214
Bere A. Delgado :
So cuteeee🥰 New follower!
2024-10-24 00:47:21
1
alexismichelleeee
A L E X I S 🩷 :
I love it🥰
2024-10-07 17:56:37
1
alissetafoya
alissetafoya :
what tape rollers do you have? i bought some on amazon and they sucked
2024-10-22 02:30:34
0
trulymarilynn
trulymarilynn :
Where did you get your materials? 🥹
2024-10-08 18:54:51
0
caitpiccardo
Cait :
Love the creativity 🫶🏼
2024-10-08 11:52:28
0
pennysscrapbooking
Penny's Scrapbooking :
Your little one will treasure this for all time!! 💙🩵💙
2024-10-15 15:46:46
0
sugar_faerie
sugar_faerie :
I would love to do this but I’m chronically too tired
2024-10-10 06:28:05
0
mariaandtheo
mariaandtheo :
Awe that’s my babies name too
2024-10-08 03:58:19
0
the.queenie.monro
The Queenie Monroe :
🎄🎄🎄
2024-12-24 18:31:02
0
idalisgarcia07
Idalis Garcia :
🥰🥰🥰
2024-12-21 19:28:11
0
hachhiman
Alejandra :( :
@Jack 😩
2024-10-10 19:20:44
0
aurora.harbison
Aurora :
😳😳😳
2024-10-08 14:20:28
0
gabbalejo
gabbalejo :
Can you share where the materials are from🙏🙏🙏
2024-10-10 05:22:58
0
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 日記は僕のものだった。  その日にあったことを忘れないうちにメモしていたのだろう。一週間のうち二,三日、その日あったことが数文で書かれている。別に面白いものでもない。  五月のページもそんな調子が続く。  ただ六月を開くと、途端にほとんど毎日日記が埋まっていた。教育実習が始まり、まなみちゃんに出逢った時季だった。 「六月一日(木) 教育実習初日、初めて家族以外で人を思い出した。奇跡としか表せない。少し無理やりLINEを交換した。緊張した。渡邉まなみさん。」  そうだった、覚えている。認知症になって、家族以外の誰も、どんな友人も覚えてなかったのに、ただ一度道で見かけただけの彼女を僕は唯一思い出すことができた。  だから僕は彼女のLINEを聞いたんだった。 「六月二日(金) 日を跨いでも渡邉さんのことを覚えてる。 吹奏楽部でトロンボーンという楽器をやるらしい。」 「六月六日(火) どうしよう、渡邉さんとのLINEが楽しい。 渡邉さんが授業中寝ていた。あとで少しからかってみよう。」 「六月七日(水) 初めて渡邉さんの方からLINEをくれた。困るくらいに嬉しい。 渡邉さんと仲良くなれてる気がする。」 「六月八日(木) 授業で彼女の隣に座った時「案外冷たくない」と言ってくれた。他の生徒には冷たいと思われているらしい。仕方がない。」 「六月十日(土) 土曜日なのにラインをしてくれた。優しい子だなー」  日記を読んでいるうちに、そうだったそうだった、と当時の記憶がその色を残したまま蘇る。だけど次の月曜の文を読んで、僕は僕の許されない罪を思い出した。 「六月十二日(月) 夜、まなみちゃんと一緒に帰った。手を繋いだ。まなみちゃんは駅に着くと、少し不貞腐れるように帰って行った。」  この日、僕はもう自分の過ちから戻れなくなった。彼女の手に触れてしまったから。自分の恋情にのまれようとしていた。  ただその罰のように、次の日から僕の認知症の状態は少し変わり始めていた。 「六月十三日(火) 今朝、頭痛と共にまなみちゃんのことを思い出せなかった気がする。でも、もう思い出せた。大丈夫。渡邉まなみさん、誕生日は七月。吹奏楽部で、トロンボーン。大丈夫。 実習、行ってきます。 先生の指示でプールを掃除していた時、また頭痛がした。まなみちゃんの顔が思い出せなくなった。思い出せなくなったというより、頭の中に思い描く彼女の顔が本当に合っているかわからなくなった。僕は怖くて彼女を呼び出してしまった。最悪だ。最低だ。 けど彼女は来てくれた。顔を見れて凄く安心した。やっぱり彼女は綺麗だった。 それに彼女は僕に美しい約束をくれた。「卒業したら会ってくれませんか」だって、どうかこの約束を覚えていますように。」 「六月十四日(水) 認知症が悪化している。 夕方になるまで教育実習のこと自体忘れていた。実習もやめなくちゃ。なんでこうなんだろう。 もうまなみちゃんとも会えなくなる。 というか元々彼女は会ってはいけない人だった。僕は彼女と会うには酷く汚れている。理性をほったらかしにしていたこと自体が取り返しのつかない間違いだった。 今から学校に行って、荷物を鞄に詰めてくる。まなみちゃんには会わないようにしよう。消えるように立ち去ろう。 学校に行ってきた。また大きな過ちを犯してしまった。 放課後の教室にまなみちゃんがいて、キスをした。彼女は表しようのないほど綺麗で、僕はやっぱり酷く汚れた人間だった。本当にごめんなさい。 どうか、彼女が僕のことを忘れてくれますように。」 それから数日を空けて日記は更新されていた。 #高校の頃馬鹿みたいに好きだったあの人から手紙が届いた  #儚い #雰囲気 #小説
 日記は僕のものだった。  その日にあったことを忘れないうちにメモしていたのだろう。一週間のうち二,三日、その日あったことが数文で書かれている。別に面白いものでもない。  五月のページもそんな調子が続く。  ただ六月を開くと、途端にほとんど毎日日記が埋まっていた。教育実習が始まり、まなみちゃんに出逢った時季だった。 「六月一日(木) 教育実習初日、初めて家族以外で人を思い出した。奇跡としか表せない。少し無理やりLINEを交換した。緊張した。渡邉まなみさん。」  そうだった、覚えている。認知症になって、家族以外の誰も、どんな友人も覚えてなかったのに、ただ一度道で見かけただけの彼女を僕は唯一思い出すことができた。  だから僕は彼女のLINEを聞いたんだった。 「六月二日(金) 日を跨いでも渡邉さんのことを覚えてる。 吹奏楽部でトロンボーンという楽器をやるらしい。」 「六月六日(火) どうしよう、渡邉さんとのLINEが楽しい。 渡邉さんが授業中寝ていた。あとで少しからかってみよう。」 「六月七日(水) 初めて渡邉さんの方からLINEをくれた。困るくらいに嬉しい。 渡邉さんと仲良くなれてる気がする。」 「六月八日(木) 授業で彼女の隣に座った時「案外冷たくない」と言ってくれた。他の生徒には冷たいと思われているらしい。仕方がない。」 「六月十日(土) 土曜日なのにラインをしてくれた。優しい子だなー」  日記を読んでいるうちに、そうだったそうだった、と当時の記憶がその色を残したまま蘇る。だけど次の月曜の文を読んで、僕は僕の許されない罪を思い出した。 「六月十二日(月) 夜、まなみちゃんと一緒に帰った。手を繋いだ。まなみちゃんは駅に着くと、少し不貞腐れるように帰って行った。」  この日、僕はもう自分の過ちから戻れなくなった。彼女の手に触れてしまったから。自分の恋情にのまれようとしていた。  ただその罰のように、次の日から僕の認知症の状態は少し変わり始めていた。 「六月十三日(火) 今朝、頭痛と共にまなみちゃんのことを思い出せなかった気がする。でも、もう思い出せた。大丈夫。渡邉まなみさん、誕生日は七月。吹奏楽部で、トロンボーン。大丈夫。 実習、行ってきます。 先生の指示でプールを掃除していた時、また頭痛がした。まなみちゃんの顔が思い出せなくなった。思い出せなくなったというより、頭の中に思い描く彼女の顔が本当に合っているかわからなくなった。僕は怖くて彼女を呼び出してしまった。最悪だ。最低だ。 けど彼女は来てくれた。顔を見れて凄く安心した。やっぱり彼女は綺麗だった。 それに彼女は僕に美しい約束をくれた。「卒業したら会ってくれませんか」だって、どうかこの約束を覚えていますように。」 「六月十四日(水) 認知症が悪化している。 夕方になるまで教育実習のこと自体忘れていた。実習もやめなくちゃ。なんでこうなんだろう。 もうまなみちゃんとも会えなくなる。 というか元々彼女は会ってはいけない人だった。僕は彼女と会うには酷く汚れている。理性をほったらかしにしていたこと自体が取り返しのつかない間違いだった。 今から学校に行って、荷物を鞄に詰めてくる。まなみちゃんには会わないようにしよう。消えるように立ち去ろう。 学校に行ってきた。また大きな過ちを犯してしまった。 放課後の教室にまなみちゃんがいて、キスをした。彼女は表しようのないほど綺麗で、僕はやっぱり酷く汚れた人間だった。本当にごめんなさい。 どうか、彼女が僕のことを忘れてくれますように。」 それから数日を空けて日記は更新されていた。 #高校の頃馬鹿みたいに好きだったあの人から手紙が届いた #儚い #雰囲気 #小説

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