@if_love_story: 「」〇〇 『』🧡 あれから、どれぐらい経ったのかな。 忘れようと心に決めてから 僕の心にいる君を閉ざすようにした。 だけど、やっぱダメだね。 忘れられるはずなんてない。 こんなにも大好きだったんだから。 もう会うこともない。 会えない。 会いたくない。 そんなことばかり頭をよぎる。 仕事から帰ってきて、家のポストを見た。 『ん、なにこれ、』 1つの便箋が入っていた。 部屋に入って、荷物を置き、ソファーに腰をかける。 便箋を開けてみると 『同窓会、?』 その手紙は高校仲間から送られてきたものだった。 『てことは、』 〇〇の元にも届いているはず。 断ることができない僕は、受け入れることにした。 早めに行いたい。 みんなの事情を考えた上での3月の開催となった。 菜種梅雨。 《なたねづゆ》 そして、僕の誕生日。 雨、あの日から雨は嫌いだ。 思い出してしまうから。 雨の音、雨の匂い。 |【絶対来いよな〜】| 未だに続いている高校のグループLINE。 代表であるクラスメイトからのメッセージ。 『はぁ、、まじか、』 日にちが近づくにつれて、心も重くなっていく。 〈3月30日〉 同窓会の前日。 普段表に出ていることもあって あまり、ゆるい服装では行けない。 変装とまではいかないが、メガネを買いに行く。 シューヤ】なーにーいきなり 『メガネ買いたくて』 シューヤ】え持ってたやん、新しいの買っちゃう? 『ま、一応、同窓会だし』 シューヤ】同窓会ね〜、楽しみ? 『まぁ〜、』 シューヤ】って感じしないけど笑 『微妙かな〜』 シューヤ】まぁなんでもいいけど、選んでいいの? 『お願いしますっ』 シューヤ】うぃ〜 シューヤのセンスにおまかせして メガネを選んでもらうことに。 シューヤ】このメガネなら、あれ着たら? 『あー、たしかに、ありかも』 シューヤ】スタイリング楽しいわ〜笑 『助かる笑』 休日にメンバーと出かけることはあまりないけど たまにはいいのかも。 シューヤ】この後どーすんの? 『ご飯でも行く?』 シューヤ】うぉっ!いいね〜! 『なに食べる?』 シューヤ】一旦アサイー食べね? 『昨日食ったんじゃないのかよ笑』 シューヤ】また食べたいの〜 『体アサイーになるぞまじで笑』 シューヤ】最高じゃん! 『やば笑』 メンバーといると嫌なことも忘れられる。 思い出さなくてもいい。 この時間を大切にしたい。 1人になりたくない。 ご飯を食べ終わって、いい時間になったからと シューヤ】帰るか〜 『んー、そうだね』 シューヤ】なにー?寂しいの?笑 『ちげぇって笑』 シューヤ】素直になれよ〜はうくーん 『いいって笑』 シューヤ】まぁ何かあれば連絡してこいっ 『ありがと、ほんとに』 シューヤ】家族みたいなもんだからなっ その言葉にグッときてしまう。 シューヤとバイバイをした後 ピンと伸びた背中が丸くなってしまう。 『はぁ、ダメだ、』 時計を見ると0時ピッタリだった。 『31日になっちゃったか、』 あと、数時間後にはクラスメイトに会っている。 『やだな、』 【何かあれば連絡してこい】 その言葉をお守りに、僕は心の準備をする。 『大丈夫、大丈夫』 胸をさすって、夢の中に。 〈数時間後〉 余裕を持って家を出て、お店に足を進めた。 『はぁ、』 起きてからというもの、ため息が多い。 だけど、足を止めることはない。 お店の前まで来たとき 同級生】お!ハル!? 『おぉ!久しぶり!』 同級生】めっちゃ久々!テレビ見てるぞ! 『ありがと笑』 同級生】入ろうぜ! 『おう!』 開催時間からまだ30分はあるのに お店はもう人だらけだった。 すれ違う人には 【テレビ見てるよ】 【ファンになってしまった】 僕の仕事を評価された。 嬉しいはずなのに、みんなの言葉が 耳を通り抜けていく。 1人になりたいと、グループからは外れた場所に行く。 『はぁ、、疲れたな、なんか、』 カウンター席に腰をかけた。 『来なきゃ良かったな、』 また背中が丸くなる。 「ハル?」 背後から聞き覚えのある声が聞こえた。 『え、』 「だよね、やっぱり」 『〇〇、』 「久しぶり、」 『久しぶり、』 「座っていい?」 『あ、うん、』 あの日より綺麗な姿になっている〇〇。 『雰囲気、変わったね』 「え?そうかな」 『うん、少し、』 「なんでだろ、笑」 『笑』 離れていた期間が2人の間の壁となっていた。 『〇〇さ、』 「ん?」 〇〇の方に目をやると 左の薬指が輝いていた。 『結婚、したんだ、』 「あっ、うん、そうなのっ」 『いつ?』 「先月、ずっと付き合ってた人で」 『同僚とか?』 「ううん、会社の先輩」 『そっかそっか』 気持ちが込み上げるのを堪える。 『幸せ?』 「うん、すごく」 『泣いてない?』 「泣いてないっ」 『笑えてる?』 「笑えてる、大丈夫」 『心配いらない?』 「うん、いらない、大丈夫」 『そっか、良かった』 「ハルは?」 『ん?』 「泣いてる?」 『うん、泣いてる』 「笑えてない?」 『笑ってる』 「楽しく過ごせてる?」 『楽しく頑張ってる』 「そっか、変わらないねっ」 『?』 「頑張りやなとこ、ハルのいいとこ」 『ありがとっ』 「毎日テレビ見てるよ」 『ありがとっ、』 「自慢の友達だよ」 友達、その言葉がこんなに苦しいなんて 思わなかった。 『ありがとっ』 「私、もう行かないと」 『俺もかな、』 僕はこの後も仕事があった。 2人でお店を出る。 「あ、雨だ、」 『ホントだ、』 傘をさして、2人の間に距離ができる。 〇〇が口を開く。 「ハル」 『ん?』 「今日、会えてよかった」 『うん、俺も』 「ハル」 『なにっ?』 「元気でね」 『うん、〇〇もお元気で』 〇〇が僕に背中を向けたのを確認して 僕も〇〇に背中を向ける。 傘に響く雨の音と、地面に落ちる雨。 ずっと心に閉ざされていた気持ちを 霖雨に流すことにした。 #超特急 #ハル

ちゅる
ちゅる
Open In TikTok:
Region: JP
Saturday 22 August 2026 21:03:21 GMT
4905
265
14
3

Music

Download

Comments

user3575137410220
あい :
やっぱりシューくんとハルくん大好きだわー♡ 辛かったらいつでもおいでーって言いたい
2026-08-22 21:32:29
4
k9700617
🍀𝕜💕 :
最高すぎ!!ちゅるちゃん天才すぎない!?
2026-08-22 22:14:35
1
userefc9lvfkl7
髙松. :
今回も最高でした、シューハル本当に最高です!
2026-08-22 22:07:20
1
yui56992
ゆい.⋆ :
メンションありがとうございます!最高です!♡
2026-08-23 02:53:43
1
chibiman1
ちびまん。 :
はるくんにとってしゅーくんは頼れるお兄さんですね、最高です。
2026-08-23 08:31:48
0
userefc9lvfkl7
髙松. :
先生ー!
2026-08-22 22:06:47
1
if_love_story
ちゅる :
@ゆい.⋆ @ピースヌ 再会編お待たせいたしました 🙇🏻‍♀️ 💗
2026-08-22 21:06:04
3
To see more videos from user @if_love_story, please go to the Tikwm homepage.

Other Videos


About