@pro_sensei1: 【観戦記】J1第4節 京都サンガF.C. vs アビスパ福岡 「崩れなかった90分、2-1という結果の悔しさと前向きな材料」 8月29日、サンガスタジアム。アビスパ福岡は京都サンガF.C.に2-1で敗れた。しかし、いつもと同じく90分の中身を丁寧に見ていく。 ・早い時間の失点、そこで崩れなかったこと 試合は立ち上がり前半8分、京都のエースFWラファエル・エリアス選手のミドルシュートで先制を許した。早い時間に失点することは、精神的に最も揺さぶられやすい場面の一つ。 心理学での「感情の伝染」、一人の落胆が周囲に連鎖し、チーム全体のパフォーマンスを一気に下げてしまうことがある。 しかし、アビスパはそうならなかった。その後もアビスパはシュートまで持ち込む場面を作り続けた。失点直後に消極的にならず、自分たちのやるべきことを継続できたという事実は、日頃のトレーニングで培われた心理的な回復力の表れだと言っていい。 この気質は、明確にアビスパの強みであり、練習や試合でもストロングポイントとして強調できる点である。 ・だから2点目を献上しても、下を向かなかった 後半、京都は追加点を奪って2-0とリードを広げる。この2点目という失点は、試合を通じて最も危険な瞬間だったはずだ。 失点直後の数分間を「クリティカル・モーメント」と呼ぶことがある。ここで心が折れてしまうと、そのまま大差がついてしまうことも珍しくない。 しかしここでもアビスパは、その直後の時間帯にきっちりと結果で応えた。碓井選手が1点を返し、2-1とする。 ここで大切なのは、ゴールという結果そのもの以上に、「大きな痛手を受けた直後に、すぐに立て直せた」という事実だ。 心理学で言う「感情の切り替え」の速さであり、繰り返し経験を積むことでしか身につかない力である。碓井選手自身、途中出場が続く。そういう選手がこの局面で仕留め切ったことは、粘り強く機会を狙う日々の積み重ねが、確かな形で実を結んだ瞬間だったと思う。 ・最後まで攻め続けた、その姿勢 後半には左ウイングバックに前嶋選手が投入され、ペナルティエリアに侵入して強烈なシュートを放つ場面もあった。惜しくも相手ゴールキーパーに阻まれたが、コーナーキックから連続で攻め立てる場面も作り続けた。京都GKハウス選手が当たっていたことを素直に認めるしかない。 そして2-1とした後も、アビスパは最後まで攻める姿勢を崩さなかった。京都が終盤、アビスパの反撃をしのぐのに苦しむほどの圧力をかけ続けたという事実は、大きな意味を持つ。 教育における「成長マインドセット」でも結果だけでなく、困難な状況でどれだけ努力の質を落とさずにいられたかが、次の成長を左右するとされる。90分間、リードを許した状態でも一貫して攻め続けられたことは、まさにこの姿勢そのものだ。 ・結果の先にあるもの 2-1という結果は、素直に悔しい。しかし、早い時間の失点で崩れず、痛恨の2点目を浴びても立て直し、最後まで攻める姿勢を貫いたこと。この一つひとつが、次の試合、そしてこれからのシーズンに確実につながっていく財産だ。結果は変えられなくても、そこにどう向き合ったかは、必ず次に活きてくる。 だからこそ、ここの「フィードバック」は非常に重要になる。 ここがチーム内で体系的に適切に実施されれば、選手の本来の力はさらに発揮されるであろう。 これまで追いかけてきたこのチームの歩みは、今日という一戦にも確かに息づいていた。これからも、その積み重ねの先を見届けていきたい。 #アビスパ福岡 #京都サンガFC #J1リーグ
先生のための商業出版プロジェクト:熱海康太
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Saturday 29 August 2026 16:15:49 GMT
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