@u_ray_mystery: 伊勢神宮は、最初から伊勢にあったわけではありません。 皇室の祖神・天照大御神を祀り、日本でも特別な存在とされてきた伊勢神宮。 では、なぜ最高神を祀る場所として「伊勢」が選ばれたのでしょうか。 その始まりについて、『日本書紀』には興味深い記述が残されています。 もともと天照大御神は、伊勢ではなく、天皇が暮らす宮中で祀られていたとされています。 ところが崇神天皇の時代、疫病や災害が相次ぎ、国が大きく乱れました。 そこで崇神天皇は、神との関係や祀り方に何か問題があるのではないかと考えます。 最高神である天照大御神を、自分が生活する宮中で一緒に祀り続けることを畏れ多いと感じ、宮中の外へ移すことを決めたのです。 その祭祀を任されたのが、皇女の豊鍬入姫命。 天照大御神はまず、「笠縫邑」と呼ばれる場所へ移されたとされています。 この笠縫邑が正確にどこだったのかは現在も分かっていませんが、奈良県桜井市にある檜原神社周辺を候補とする説があります。 こうした、伊勢神宮に鎮座する以前に天照大御神が祀られたと伝わる場所は、現在では**「元伊勢」**と呼ばれています。 しかし、不思議なのはここからです。 わざわざ宮中から笠縫邑へ移したにもかかわらず、そこが最終的な鎮座地にはなりませんでした。 動画で紹介している伝承では、伊勢へたどり着くまでのおよそ90年間に、天照大御神を祀る場所はさらに移されていったとされています。 なぜ一つの場所に定めず、これほど長い時間をかけて「新たな場所」を探す必要があったのでしょうか。 そして、その長い旅の末に選ばれたのが、なぜ伊勢だったのか。 現在の伊勢神宮へとつながる物語は、ここから始まります。 #神社 #歴史 #日本史

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