@more...fuma: 物件も無事に決まり、引越しも完了。 段ボールだらけだった部屋も、 ふたりで少しずつ片付けて ようやく落ち着いてきた。 今日から、ここがふたりの帰る場所。 ドキドキの同棲生活が始まった。 「……なんか、不思議だねぇ」 リビングを見渡しながら、○○がぽつりと呟く。 「なにが?」 「だって、ここに風磨と住むんでしょ?」 「うん。そうだけど?(笑)」 「……えへへ」 嬉しそうに笑う彼女を見て、風磨もつられて笑った。 一緒に住みたいと言っていたくせに いざとなると実感が湧かないらしい。 ……ほんと、かわいい。 風磨は○○の手を取ると そのままソファへと引っ張っていった。 「わっ、なに?」 「いいから、座って」 そう言ってソファに腰を下ろすと 彼女の手を引き、自分の膝の上に 向かい合わせで座らせた。 「……えっ?」 突然のことに、○○はきょとんと目を丸くする。 風磨はそんな彼女の腰に腕を回し 逃げないように抱きしめた。 「……ねぇ、○○」 「ん?」 「ひとつだけ、約束してほしいことがある」 いつもより少し真剣な声。 ○○も、自然と背筋を伸ばした。 「……なぁに?」 風磨は彼女の目を見つめたまま ゆっくりと口を開いた。 「俺たちさ、これから一緒に住むじゃん?」 「うん」 「そりゃ、喧嘩することもあると思うんだよね」 「……うん」 「俺にムカつくこともあるだろうし、俺の顔なんか見たくないって思う日もあるかもしれない」 ○○は少しだけ眉を下げた。 そんな日が来るなんて、今は想像もできない。 だけど、風磨は真剣だった。 「それでもさ」 彼女の背中を優しく撫でる。 「俺と話したくなくても、俺のことが嫌になっても、必ずこの家に帰ってきてほしい」 「……風磨」 「どんなに喧嘩しても、ここに帰ってくることだけは約束して」 少しだけ、腕に力がこもった。 「……俺、○○が帰ってこないのが一番嫌だから」 その言葉に、○○の胸がきゅっと締めつけられた。 風磨は普段、明るくて、冗談ばかり言っていて。 心配性で、ちょっと過保護で。 でも、こんなふうに真っ直ぐな気持ちを伝えてくれるときは、いつだって本気なのだ。 ○○は風磨の顔をじっと見つめた。 そして、そっと自分の小指を差し出した。 「……約束する」 風磨の目が、小さく見開かれる。 「どんなに喧嘩しても、ちゃんと帰ってくるね」 「……うん」 「風磨が嫌いになっても、ここには帰ってくる」 「いや、俺が嫌いになる前提なのやめてもらっていい?(笑)」 「ふふっ、ごめん(笑)」 風磨も小指を絡めた。 「……約束ね」 「うんっ」 指切りをしたあと、風磨はそのまま彼女を抱きしめた。 ぎゅうっと、少し強めに。 「……よかった」 耳元で呟いたその声は、 いつもより少しだけ甘かった。 ○○も彼の首に腕を回し、ぎゅっと抱きしめ返す。 「……大好きだよ、風磨」 「……うん。俺も」 そして風磨は、彼女の額にそっとキスを落とした。 「これから、よろしくね」 「こちらこそっ!」 ふたりの新しい生活が、始まった。 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 それから、しばらくが経った。 同棲生活は、思っていた以上に快適だった。 そして、意外な変化もあった。 あれほど過保護だった風磨が 少しだけ落ち着いたのだ。 以前なら、○○が少し咳をしただけで、 「え、大丈夫? 熱ある? 体温計どこ?」 と大騒ぎしていたのに。 今では、 「……ん? 喉痛い?」 「ううん、なんでもないよ?」 「そ? なんかあったら言えよ」 と、ひとまず様子を見る余裕ができた。 もちろん、心配性がなくなったわけではない。 ○○が無理をすれば注意するし 体調が悪そうならすぐに気づく。 それでも、以前のように 何から何まで心配することは減っていた。 その理由は、風磨自身にもわかっていた。 一緒に暮らすようになったから。 仕事で家を空ける時間はあっても 帰れば○○がいる。 顔を見れば安心できるし、声を聞けばほっとする。 何より、手を伸ばせば触れられる距離に 大好きな彼女がいる。 それだけで、ずいぶん違った。 風磨の仕事柄、休みは不規則。 帰宅時間だって、日によってバラバラだ。 早く帰れる日もあれば、 日付が変わってしまう日もある。 それでも。 「ただいまぁー……」 疲れた身体を引きずるように帰宅すると、 「……あっ! 風磨、おかえりーっ!」 リビングから、ぱたぱたと彼女が駆けてくる。 その姿を見た瞬間、風磨の顔から疲れが抜けていく。 「……ただいま」 「今日遅かったねぇ。お疲れさま!」 「んー、疲れたぁ……」 そう言って両腕を広げると、 ○○は当たり前のように飛び込んできた。 「お疲れさまっ!」 「……ん」 風磨は彼女を抱きしめ、その肩に顔を埋めた。 「……あー、充電完了」 「なにそれぇ(笑)」 「いや、マジで」 「ふふっ」 ○○が笑う。 その声を聞きながら、 風磨はもう一度、ぎゅっと腕に力を込めた。 ……ああ。 帰ってきた。 ここが俺の帰る場所だ。 そして、○○がいる。 ただそれだけのことが、こんなにも幸せだった。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - それは、○○にとっても同じだった。 風磨の帰宅が遅い日は 先にご飯を食べて、お風呂に入って。 ソファでテレビを見ながら、彼の帰りを待つ。 眠くなることもある。 けれど、玄関の鍵が開く音が聞こえると 不思議と目が覚めた。 「……風磨っ!」 「おぉ、起きてたの?」 「うんっ! おかえり!」 「ただいま(笑)」 そんな何気ないやり取りが、嬉しくてたまらない。 一緒に住む前は、会える日を決めて 時間を合わせて。 帰る時間が来れば 寂しくてもバイバイしなければならなかった。 だけど、今は違う。 風磨が帰ってくる場所に、自分がいる。 眠るときも、朝起きたときも。 隣に彼がいる。 「……ねぇ、風磨」 ある夜、ベッドの中で○○が呟いた。 「んー?」 「一緒に住めてよかったねぇ」 風磨はスマホを置き、彼女のほうへ身体を向けた。 「……なに、急に(笑)」 「だって、幸せだなぁって思って」 その言葉に、風磨は一瞬だけ黙った。 それから、ふっと笑う。 「……俺も」 「ほんと?」 「うん」 彼女の頬に手を添え、親指で優しく撫でた。 「帰ったら○○がいるって、めっちゃいい」 「……うんっ」 「どんだけ疲れてても、帰ってきたら元気になる」 「……えへへ」 「だから、これからもいてね?」 冗談めかした言い方だったけれど、目は真剣だった。 ○○は嬉しそうに笑って、彼の胸に顔を埋めた。 「……ずっといるよ」 「……うん」 風磨は彼女の頬にキスをした。 そして、そのまま抱きしめて眠りについた。 お互いに、必ず触れることができる。 声を聞くことができる。 帰ってきたことを確かめられる。 そんな当たり前の毎日が ふたりにとっては何よりも幸せだった。 大げさなことなんて、何もいらない。 ただいま、と言えば、おかえり、と返ってくる。 それだけで、今日も頑張ってよかったと思える。 そして明日もまた、帰ってこようと思える。 ふたりで決めた、この家に。 大好きな人が待っている、この場所に。 #妄想シリーズ #timeleszで妄想 #timelesz #菊池風磨 #菊池風磨

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Monday 26 October 2026 11:25:45 GMT
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user9512257963751
おにぎり🍙 :
もうメーロイ
2026-10-26 12:53:14
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