@tml_yumeco: 「お前マジでその格好 似合いすぎだろ。」 「リアルジャック・スパロウじゃん。」 『だろ? 今日の俺、一味の船長だからな。』 『ほら、どんどん飲め飲めー!』 グラスとグラスが ぶつかり合う音 重低音のBGM そして 男友達や女友達の弾けた歓声。 ハロウィンの夜、 よしくんのマンションの一室で 開かれているホームパーティーは 熱気が最高潮に達していた。 ワイルドな海賊の コスプレをしたよしくんは 胸元のボタンを少し開けた 白シャツにレザーベストを羽織り バンダナを巻いた姿で 完全に場の ムードメーカーになっている。 その豪快な笑顔と 圧倒的な存在感。 (……よしくん、楽しそうだな。) そんな彼を遠目で見ながら、 私はキッチンカウンターの端で ソフトドリンクのグラスを傾けていた。 今日の私の衣装は 黒のシンプルな膝丈ワンピースに 小さな角のカチューシャと 小悪魔のしっぽをつけた 「小悪魔」のコスプレ。 普段の私なら 絶対に選ばないけど 友だちとお揃いコーデなのもあり 少し肩や鎖骨がのぞくデザインだ。 ハロウィンパーティーという イベントのノリで 少しだけ勇気を出してみたものの やっぱり慣れなくて落ち着かない。 「ねぇ◯◯ちゃん、 その小悪魔めっちゃ似合ってるね。」 「ほんといつもと雰囲気違って 色気あってドキッとしちゃったよ。」 途中、男子友達数人に そう褒められて 談笑していたけれど ふと視線を感じて振り返ると 遠くで輪の中心にいたはずの よしくんと目が合った。 グラスを口元に運んだまま 私を射抜くような目。 いつもなら無邪気に 笑いかけてくれるのに。 「……あ、ごめん、 ちょっと飲み物取ってくるね。」 胸の高鳴りを誤魔化すように 私は逃げるように リビングを抜け出した。 廊下を抜けて 奥にある静かなスペースへ入る。 扉を閉めると 重厚な木製ドアが 一気にパーティーの狂騒を 遮断してくれた。 しんと静まり返った空間で 私は冷たい飲み物を一口飲む。 「……ふぅ……」 友達とワイワイ 盛り上がっていたはずなのに、 どうしてあんな顔で 私を見ていたんだろう。 そんなことを考えていた その時だった。 カチャリ、と 静かにドアノブが回る音。 『……◯◯』 振り返る暇もなく、 ぬくもりのある大きな手が 私の手首をキュッと掴んだ。 驚いて声を上げる前に、 そのまま背中が冷たい壁に 押し付けられる。 「っ……よ、よしくん!?」 目の前には、 息が届きそうなほど 至近距離に迫った よしくんの顔があった。 胸元の開いたシャツから ほのかに香る、 彼の体温を含んだ香水の甘い匂い。 『逃げたね?小悪魔ちゃん。』 「に、逃げてないよ。 ちょっと熱くなっちゃったから。」 『ふーん。』 さっきまでリビングで 大声で笑っていたよしくんとは まるで別人のような 密やかな響き。 ガシッと壁につかれた 彼の腕の中に完全に閉じ込められて 私の逃げ場はどこにもない。 「……戻ろっか?」 『戻れないよ。』 よしくんは自虐的に フッと口元を緩めると もう片方の手で 私のカチューシャの黒い角に そっと触れた。 指先が髪をかすめ 耳元を撫でる。 その触れ方に 思わず体が跳ねた。 『今日の◯◯……マジで可愛い。』 「……え、」 『こんな肩出しちゃって……』 『周りの男どもが ガツガツ話しかけてるしさ。』 「よ、よしくん……」 「……もしかして、 嫉妬……してくれたの?」 「めずらし…」 『え、いや…そうじゃなくて。』 「そうじゃなくて?」 『あー、もう。調子狂うから。』 まっすぐに私を見つめる 彼の素直で熱い独占欲。 「ねぇ、よしくん。 トリック・オア・トリート。」 ふふっと小悪魔的に 少しからかうように私が呟くと、 よしくんは意地悪く口角を上げた。 『……お菓子なんかで 済ませる気ねぇよ。』 『イタズラなら、俺からする。』 「あっ……っ…」 言葉が終わるか 終わらないかのうちに 唇を塞がれた。 深く、逃がさないような お菓子よりも甘いキス。 彼の手が背中に回され 抱きしめられる力が強くなる。 海賊のコワゴワした 衣装越しでも伝わってくる よしくんの激しい鼓動。 「ん……っ、よ、よしくん…… 今は…ダメ。」 唇がわずかに離れた隙に 焦って告げると よしくんは私の首筋に顔を埋め 低い声でフッと笑った。 『…もうちょっとだけ。』 よしくんの大きな手が 私の頬を優しく包み込み 再びじっくりと唇が重ねられた。 「…ん…っ…」 ドアの向こうにある 遠いパーティーの賑わいと この部屋を満たす ふたりだけの濃密な熱気。 『続きはあとにしよっか?』 首元に埋められていた よしくんの顔が ゆっくりと持ち上がり、 至近距離で視線が重なる。 唇に残る熱さと、 耳元をかすめる低く甘い息遣い。 「あと……って……」 『ここで全部しちゃったら、 もうリビングに戻れなくなるから。』 意地悪くふっと 口角を上げたよしくんは 私の頬を包んでいた手で そのままそっと髪を撫で下ろす。 『みんなが帰ったら ……覚悟しといてね?』 「……っ」 逃げるように 視線を落とした私を見て よしくんは嬉しそうに 満足気な笑みを浮かべた。 『よし、じゃあ戻ろ。』 『……あ、待って。』 よしくんは自分の親指で、 私の唇を優しく撫でた。 『リップ、落ちてる。』 「よしくんのせいじゃん。」 『ははっ、そうだね。』 ガチャリとドアノブを回す直前 よしくんは最後にもう一度だけ 私に優しく チュッと音を立ててキスをした。 『ちゃんと塗り直してから 戻っておいで、小悪魔ちゃん。』 ドアが開くと 再びリビングからの賑やかなBGMと 友達の歓声が押し寄せてくる。 大勢の人の輪の中に戻っていく 彼の背中を追いかけながら 私はそっと自分の唇に触れた。 二人だけの「続き」を 密かに楽しみにしながら 私は賑やかな空気に戻っていく。 fin. ハロウィン🎃第4弾 よしくん×海賊 #timeleszで妄想 #timelesz #原嘉孝
ゆめこ
Region: JP
Thursday 29 October 2026 06:15:07 GMT
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Comments
ちづる :
👏👏👏👏👏 ゆめこさーーん!!!
ありがとうございます😆😆😆😆😆
原くんカッコよすぎるーー!!!!
2026-10-29 06:26:55
0
D・あおい🐚 :
👏👏👏👏👏👏
掛け算うますぎます!!
2026-10-29 14:01:36
0
HiRo :
原くんカッコイイ😳うっかり惚れそうになったわ😁危ない危ない🥰最高よ〜✨✨✨
2026-10-29 07:36:35
0
Kazumi Atsumi :
この先が気になるなぁ🤭
2026-10-29 06:31:11
0
Chihuahuaの休日 :
ジャック・スパロウ!ぜぇぇぇぇぇたい似合うじゃん!はらちゃん♡🏴☠️
2026-10-29 07:36:45
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