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生後3か月の長女・優愛ちゃんを殺害したとして、殺人罪に問われている内藤沙月被告(29)。第2回公判が10月28日、東京地裁(宮田祥次裁判長)で開かれた。内藤被告は娘を切りつけたことは「覚えていない」と主張し、「もう二度と恋愛や妊娠、結婚はしたくない」と述べた。元夫は「娘の小さな身体のどこに67か所も傷つける場所があったのか」と訴え、厳罰を求めた。 内藤被告が産後うつになっていた可能性も 事件が発覚したのは2025年11月。内藤被告自身の110番通報を受け、東京都世田谷区の自宅マンションに駆けつけた警察官が、浴室で生後3か月の長女・優愛ちゃんの死亡を確認した。遺体には、包丁で何度も切りつけられるなどした計67か所の傷があったという。 殺人罪に問われている内藤被告は、「車椅子インフルエンサー」として自身の生活をSNSで発信していた。起訴内容を認める一方、「優愛ちゃんを包丁で切りつけた記憶はない」と主張。 弁護側は、親権をめぐって精神的に追い詰められていたことや、育児の負担、行政による支援の不足を訴えている。 第2回公判が開かれた10月28日、東京地裁には午前、午後ともに70人近くの傍聴希望者が列をなした。内藤被告と同世代とみられる女性も多く、満席となった法廷の外で空席を待つ人の姿もあった。 この日の内藤被告は、黒のセーターに白の襟付きシャツ、黒いスラックス姿で、車いすを押されながら入廷した。黒縁のメガネをかけ、髪をひとつに束ね、時折顔をしかめたり涙を流したりしながら、弁護側の証人尋問に耳を傾けていたという。司法担当記者が解説する。 「証人として出廷した社会福祉士は、内藤被告は障害による不自由さを抱えながらも、SNSでの発信などに一生懸命取り組んでいたことを語り、障害のある人の妊娠する権利や、支援の必要性を訴えました。 また、内藤被告が産後うつになっていた可能性も否定できないとの指摘がありました。事件後の鑑定入院中には自殺を図るなど、精神的に不安定な状態で『お母さんは死ねなかったけど祈っている』と職員と話す場面があったそうです」 「この事件で結婚に向いていないことに気付いた」 内藤被告には二度の結婚歴があり、2021年には自身のブログで死産を報告している。「私達に授かった命はお空へと旅立ちました」とし、「ママにしてくれてありがとう」「皆様から頂いた祝福の言葉が赤ちゃんが生きた証です」(原文ママ)と綴っていた。 この日の被告人質問では、今後の恋愛や結婚について尋ねられる場面もあったという。 「弁護人から『今後また人を好きになっても同じことをするのか』と問われた内藤被告は、『もう二度と恋愛や妊娠、結婚はしたくない』『この事件で結婚に向いていないことに気付いた』などと述べました。 その理由については、『(新しく生まれた子どもが)殺人犯の子どもになってしまう』『その子だけ幸せになったら優愛ちゃんに申し訳ない』と説明しています。優愛ちゃんに対しては、『謝って許されることではないけど、一生謝り続けたい』と語りました」(同) この日、意見陳述のために出廷した元夫は、「娘は、ただ元気に生きてほしかった」と、わずか3か月で娘の命を奪われた無念を訴えた。 「元夫は、生まれたばかりの優愛ちゃんは小さすぎて、触れることさえ許されなかったと振り返り、『娘の小さな身体のどこに67か所も傷つける場所があったのか』と訴えました。娘と過ごした場所が、事件によって恐ろしい場所に変わってしまったとも語っています。 また、内藤被告が優愛ちゃんを殺害した後、育児アプリに虚偽の入力をしていたと指摘し、『何も覚えていない』という説明は信用できないと主張しました。そのうえで、『内藤被告にも同じ苦痛を味わってほしい』と訴え、病気などを理由に刑を軽くせず、通常の殺人罪と同等の刑罰を科すよう求めました」(同) 元夫に親権が渡る可能性を兄に指摘された日に事件が起きた 内藤被告と元夫は、優愛ちゃんの親権をめぐって対立していた。自ら離婚を切り出した内藤被告が、娘と無理心中を図ったと説明するまでの経緯について、公判を傍聴した男性が振り返る。 「事件の2日前、内藤被告が離婚を申し出て、優愛ちゃんの親権は元夫が持つことになっていたそうです。しかし、事件当日に両家の親族を交えて話し合った結果、親権については裁判所の判断に委ねることになりました。 このとき、内藤被告の兄が、元夫に親権が渡る可能性を指摘したといいます。話し合いでは、親権をめぐる裁判の結果が出るまで1週間ごとに交代で育児をする予定でした。しかし内藤被告は、話し合いが終わった後、自宅の浴槽で優愛ちゃんを殺害しています」 内藤被告は「今思えば、親権を元夫に渡しておけば良かった」と悔やむ場面もあったという。 二度の結婚と出産を経験し、「結婚には向いていない」と述べた内藤被告。優愛ちゃんに対しては、「一生謝り続けたい」と語った。「内藤被告にも同じ苦痛を味わってほしい」と厳罰を求める元夫の思いを、裁判所はどう受け止めるのか。論告求刑は11月5日に予定されている。 #車椅子 #youtuber #娘 #ニュース
生後3か月の長女・優愛ちゃんを殺害したとして、殺人罪に問われている内藤沙月被告(29)。第2回公判が10月28日、東京地裁(宮田祥次裁判長)で開かれた。内藤被告は娘を切りつけたことは「覚えていない」と主張し、「もう二度と恋愛や妊娠、結婚はしたくない」と述べた。元夫は「娘の小さな身体のどこに67か所も傷つける場所があったのか」と訴え、厳罰を求めた。 内藤被告が産後うつになっていた可能性も 事件が発覚したのは2025年11月。内藤被告自身の110番通報を受け、東京都世田谷区の自宅マンションに駆けつけた警察官が、浴室で生後3か月の長女・優愛ちゃんの死亡を確認した。遺体には、包丁で何度も切りつけられるなどした計67か所の傷があったという。 殺人罪に問われている内藤被告は、「車椅子インフルエンサー」として自身の生活をSNSで発信していた。起訴内容を認める一方、「優愛ちゃんを包丁で切りつけた記憶はない」と主張。 弁護側は、親権をめぐって精神的に追い詰められていたことや、育児の負担、行政による支援の不足を訴えている。 第2回公判が開かれた10月28日、東京地裁には午前、午後ともに70人近くの傍聴希望者が列をなした。内藤被告と同世代とみられる女性も多く、満席となった法廷の外で空席を待つ人の姿もあった。 この日の内藤被告は、黒のセーターに白の襟付きシャツ、黒いスラックス姿で、車いすを押されながら入廷した。黒縁のメガネをかけ、髪をひとつに束ね、時折顔をしかめたり涙を流したりしながら、弁護側の証人尋問に耳を傾けていたという。司法担当記者が解説する。 「証人として出廷した社会福祉士は、内藤被告は障害による不自由さを抱えながらも、SNSでの発信などに一生懸命取り組んでいたことを語り、障害のある人の妊娠する権利や、支援の必要性を訴えました。 また、内藤被告が産後うつになっていた可能性も否定できないとの指摘がありました。事件後の鑑定入院中には自殺を図るなど、精神的に不安定な状態で『お母さんは死ねなかったけど祈っている』と職員と話す場面があったそうです」 「この事件で結婚に向いていないことに気付いた」 内藤被告には二度の結婚歴があり、2021年には自身のブログで死産を報告している。「私達に授かった命はお空へと旅立ちました」とし、「ママにしてくれてありがとう」「皆様から頂いた祝福の言葉が赤ちゃんが生きた証です」(原文ママ)と綴っていた。 この日の被告人質問では、今後の恋愛や結婚について尋ねられる場面もあったという。 「弁護人から『今後また人を好きになっても同じことをするのか』と問われた内藤被告は、『もう二度と恋愛や妊娠、結婚はしたくない』『この事件で結婚に向いていないことに気付いた』などと述べました。 その理由については、『(新しく生まれた子どもが)殺人犯の子どもになってしまう』『その子だけ幸せになったら優愛ちゃんに申し訳ない』と説明しています。優愛ちゃんに対しては、『謝って許されることではないけど、一生謝り続けたい』と語りました」(同) この日、意見陳述のために出廷した元夫は、「娘は、ただ元気に生きてほしかった」と、わずか3か月で娘の命を奪われた無念を訴えた。 「元夫は、生まれたばかりの優愛ちゃんは小さすぎて、触れることさえ許されなかったと振り返り、『娘の小さな身体のどこに67か所も傷つける場所があったのか』と訴えました。娘と過ごした場所が、事件によって恐ろしい場所に変わってしまったとも語っています。 また、内藤被告が優愛ちゃんを殺害した後、育児アプリに虚偽の入力をしていたと指摘し、『何も覚えていない』という説明は信用できないと主張しました。そのうえで、『内藤被告にも同じ苦痛を味わってほしい』と訴え、病気などを理由に刑を軽くせず、通常の殺人罪と同等の刑罰を科すよう求めました」(同) 元夫に親権が渡る可能性を兄に指摘された日に事件が起きた 内藤被告と元夫は、優愛ちゃんの親権をめぐって対立していた。自ら離婚を切り出した内藤被告が、娘と無理心中を図ったと説明するまでの経緯について、公判を傍聴した男性が振り返る。 「事件の2日前、内藤被告が離婚を申し出て、優愛ちゃんの親権は元夫が持つことになっていたそうです。しかし、事件当日に両家の親族を交えて話し合った結果、親権については裁判所の判断に委ねることになりました。 このとき、内藤被告の兄が、元夫に親権が渡る可能性を指摘したといいます。話し合いでは、親権をめぐる裁判の結果が出るまで1週間ごとに交代で育児をする予定でした。しかし内藤被告は、話し合いが終わった後、自宅の浴槽で優愛ちゃんを殺害しています」 内藤被告は「今思えば、親権を元夫に渡しておけば良かった」と悔やむ場面もあったという。 二度の結婚と出産を経験し、「結婚には向いていない」と述べた内藤被告。優愛ちゃんに対しては、「一生謝り続けたい」と語った。「内藤被告にも同じ苦痛を味わってほしい」と厳罰を求める元夫の思いを、裁判所はどう受け止めるのか。論告求刑は11月5日に予定されている。 #車椅子 #youtuber #娘 #ニュース

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